第一生命保険は2026年度の国債投資で、低利回り債から高利回り債への入れ替えを1兆円規模で行う。市村直人運用企画部長が21日の運用説明会で明らかにした。

市村氏によると、前年度は1兆円を超える入れ替えを行っており、26年度も「1兆円が1つの目線になる」という。円債の残高は前年度に続き、横ばいにとどめる。

日本証券業協会のデータによると、生保と損害保険会社を含む保険会社は主な投資対象である超長期債を3月まで8カ月連続で売り越した。大手生保の一角である第一生命の運用計画は、債券市場で生保による積極的な投資が見込みにくい状況が続く可能性を示唆している。

第一生命は日本銀行の利上げについて、4-6月に実施した後、半年に1度のペースで継続し、ターミナルレート(利上げ到達点)は1.5-2%と想定。市村氏は、現在0.75%の政策金利は「来年の今ごろは1.5%程度になる」との見通しを示した。

主な投資対象である30年債利回りの年度末水準は3.9%で、想定レンジは3.4-4.2%。財政拡張や日銀の利上げを受けて、下期にかけて緩やかに上昇する展開を見込む。

10年債利回りは年度末が2.85%で、上限は3%と想定する。市村氏は「中東情勢次第でエネルギー価格上昇が続いてインフレが加速すれば、日銀の利上げが前倒しされ、ターミナルレートに影響してくる」と述べた。

【第一生命の26年度運用計画】

【金融環境見通し:27年3月末の見通しと想定レンジ】

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.