(ブルームバーグ):米フォード・モーターのジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は、中国の自動車メーカーとの提携拡大を検討していると明らかにした。わずか数日前には、中国勢を米国から排除すべきだと発言していた。
ファーリー氏は15日、同社の組織再編について記者団に語った際、低コストかつハイテクな製品で業界の常識を覆している中国自動車メーカーとの提携が競争力の維持に寄与していると指摘した。13日には、米FOXニュースのインタビューで、「彼らを米国に入れるべきではない」と述べていた。
同氏は、世界の多くの市場でフォードが競争する上で、中国のパートナーが支えとなっていると述べ、「こうした提携は今後も拡大していく」と語った。新たな発表はないとも付け加えた。
フォードは、中国の浙江吉利控股集団と欧州での生産能力の共有について協議を進めているほか、比亜迪(BYD)とはハイブリッド車(HV)向けバッテリー供給について交渉している。中国では、重慶長安汽車や江鈴汽車と提携関係にある。
ファーリー氏は今年に入り、トランプ政権の当局者に対し、中国の自動車メーカーが米国での生産を望む場合、国内産業保護の観点から、米自動車メーカーが支配権を持つ合弁事業とすることを義務づけるべきだと伝えていた。これは、中国が30年前に欧米自動車メーカーに求めたものと同様の仕組みとなる。
原題:Ford CEO Seeks to Expand Partnerships With Chinese Automakers(抜粋)
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