熊本城の復旧完了「2052年度」

小川彩佳キャスター:
一つ一つ、一歩一歩復旧復興は進んでいる中で、城の完全復旧は2052年度だということです。

東京大学 斎藤幸平 准教授:
まだ7%だというのは驚きました。

加藤清正が、熊本城を約7年で建てているらしいので、これをきちんと元の形に戻していく、文化財として守っていくのは、本当に大変な作業なのだとしみじみ感じました。

25年と考えると、これから人口も減って、石膏や左官の職人の方の数も減り、技術継承も難しくなる中で、日本もだんだん余裕がなくなるでしょう。

これを完成させて、次の100年守っていけるのかというところは、少し心配になります。

こうした伝統技術をしっかり守っていく、いい機会になるといいなと思います。

小川彩佳キャスター:
奇しくもこの厳しい現状によって技術の重みに光が当たっています。この光を何とか繋いでいってほしいです。

東京大学 斎藤幸平 准教授:
これが「豊かさ」だというふうになっていってほしいですよね。

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<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学准教授専門は経済・社会思想
新著にベストセラーの続編『人新世の「黙示録」』