最大震度7の揺れを2度観測した熊本地震の本震から10年。甚大な被害を受けた熊本城では、崩れた石垣の復旧はわずか7%と、いまも道半ばです。未来へつなぐ復興の最前線を取材しました。

熊本地震から10年 追悼式「娘に会いたくてしょうがない」

4月16日。熊本を2度目の震度7の揺れが襲った「本震」から10年。熊本県と全ての市町村が初めて合同で追悼式を行いました。

親族を亡くした男性
「前震でだいぶ(建物が)傷んでいたので、避難してくれれば良かったけど、思い出がいっぱいある」

父親を亡くした女性
「元気で頑張っているよと伝えたいけど。私はもっと父と話したかった。すごく後悔している」

熊本地震では、4万3000戸以上の建物が全壊または半壊(熊本県内)。関連死を含めて278人が亡くなりました(熊本県・大分県)。

追悼式には、当時4歳だった娘を亡くした女性も参列しました。

娘・花梨ちゃんを亡くす 宮﨑さくらさん
「きょうも一緒に来ました。幼稚園の格好で連れてきた。とにかく今は会いたい、花梨に会いたい。会いたくてしょうがない」

16日、街のシンボルである熊本城は、多くの観光客で賑っていました。 家族で訪れていた女の子。本震の直前に生まれ、今日が10歳の誕生日だといいます。

祖母
「部屋に入って抱っこしようと思ったら本震がきた」

母親
「命って大切だなってことを(娘が)地震を体験していないからこそ、今後伝えていかないといけないと思っている」


「生んでくれてありがとう」