(ブルームバーグ):米国とイランは、停戦の延長および長期的な和平合意に関する交渉再開に近づいていると、AP通信が報じた。ただ、ホルムズ海峡をめぐる対立は激化している。
APが匿名の地域当局者の話を基に報じたところによると、米国とイランが先週末にパキスタンで行った初回の協議で結論に至らなかったことから、さらなる外交努力を進めるべく「原則的な合意」に達した。
仲介役は、4月7日の停戦が来週期限を迎えることから、ホルムズ海峡やイランの核開発計画を含む未解決の問題で妥協点を見いだすよう働きかけているという。
「終わりに非常に近い」
トランプ米大統領は14日、FOXビジネスのインタビューで、約7週間に及ぶ戦闘について「終わりに非常に近い」と述べ、戦闘再開の可能性を低く見ているとの認識を示した。
それでも、ホルムズ海峡をめぐる緊張は依然として高い。戦略的要衝である同海域では、米国の海上封鎖によりイランの石油輸送が遮断される一方、イラン側も他の通航を阻んでいる。
国営テレビによると、イラン軍中央司令部のアブドラヒ司令官は、米国による封鎖の長期化は「停戦違反の前兆」と受け止められるとの認識を示した。さらに、封鎖が続けばイラン軍は「ペルシャ湾やオマーン湾、紅海におけるすべての輸出入を認めない」と述べた。
トランプ氏は、戦闘終結は近いとの見方と、大規模なエスカレーションも辞さないことを示唆する発言の間で揺れ動いてきた。米国とイスラエルがイランへの攻撃に踏み切った要因をめぐっては、依然として多くの疑問が残されている。
最大の焦点
最大の焦点はイランの核開発計画の行方だ。イスラエルは、高濃縮ウランの備蓄は除去される必要があるとの立場を維持している。一方、パキスタンでの米・イラン協議の一環として米国がウラン濃縮の20年間停止を提案したと報道されていることについて、トランプ氏は米紙ニューヨーク・ポストに不満を示し、イランが核兵器を保有することは決して認められないと述べた。
もう一つの焦点はホルムズ海峡をめぐる対立である。イランは戦闘開始以降、自国の原油を除き、海峡の通航を遮断しており、世界的な供給危機を引き起こしている。さらに紛争終結後も同海峡の支配を維持する意向を示している。
一方、米国はイランの原油輸出を抑制するため、13日からホルムズ海峡の海上封鎖を開始した。
原題:US, Iran Seek Further Talks as Hormuz Standoff Intensifies (3)
(抜粋)
(第5段落以降を追加します)
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