(ブルームバーグ):中国の保険最大手、中国平安保険(集団)は、ソフトウエア分野に特化したプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資を縮小するため、一部ファンドの持ち分売却を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
同社は約10億ドル(約1600億円)相当の持ち分売却に向け、キャンベル・ルティエンスを起用した。非公開情報だとして関係者は匿名を条件に語った。売却プロセスは3月にスタートしたという。
ポートフォリオの大半は、2010年代後半にビスタ・エクイティー・パートナーズが運用し、主に北米に投資したソフトウエア特化型ファンド2本で構成される。これに加え、KKRが運用する北米を重視したファンドも含まれる。
最近は他のプライベートクレジットファンドもソフトウエア企業向け融資から距離を置き、関連エクスポージャーの縮小を進めている。多くのPE投資会社が計画していたソフトウエア企業の売却も停滞している。
プライベート市場の運用会社は過去15年間、ソフトウエア・アズ・ア・サービス(SaaS)モデルが高成長と安定したキャッシュフローを生むとの見方から、数千億ドル規模をソフトウエア分野に配分していた。
平安保険は2024年には海外部門を通じて流通市場を活用。この取引では、同社はバランスシート上のファンド持ち分の一部を売却する一方、新たな投資家向けに資産の運用は継続した。
事情に詳しい関係者によると、こうした取引は平安に流動性をもたらすと同時に、資産運用事業の拡大にも寄与した。現在進められている取引も同様の枠組みで構成されているという。
ビスタ・エクイティーとKKR、キャンベル・ルティエンス、および親会社に代わってPE資産を保有する中国平安保険海外の担当者はいずれもコメントを控えた。
原題:Ping An Seeks to Sell $1 Billion Software-Focused PE Assets (1)(抜粋)
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