バークレイズ証券が、米投資銀行リンカーン・インターナショナルで日本の副代表などを務めた中塚健介氏を採用したことが分かった。企業の合併・買収(M&A)や事業売却などに関する顧客への助言業務を統括する。

ブルームバーグが入手した情報を広報担当者が確認した。中塚氏は13日付で投資銀行部門のM&Aアドバイザリー部長兼マネジングディレクターに就任した。投資銀行部門長を務める大塚雄三氏がこれまで兼務していた。中塚氏は大塚氏とアジア太平洋地域のイーチン・テイM&A統括責任者にリポートする。

中塚氏は23年6月からリンカーンでM&A助言業務に関わってきた。それ以前はシティグループ証券や旧クレディ・スイス証券で勤務し、同業務で20年以上の経験を持つ。

日本企業が海外でのM&Aなどグローバルな成長戦略を積極化する中、シティグループ証券やドイツ証券などの外資系証券は採用活動に力を入れている。バークレイズは日本をM&A助言業務の中核市場の1つと位置付けており、中塚氏の採用によって日本企業やプライベートエクイティー(PE、未公開株)ファンドへの助言サービスをさらに強化したい考えだ。

バークレイズ証券は昨年、米投資銀行フーリハン・ローキー出身の串馬輝保氏を投資銀行部門のマネジングディレクターとして採用した。ドイツ証券でコーポレートアドバイザリーグループを統括していた齋藤仁氏も採用している。

親会社の英バークレイズは株式の引き受けやM&A助言サービスなどの投資銀行サービスを世界的に強化している。ブルームバーグのデータによると、バークレイズ証券は10日現在、日本企業関連のM&A助言ランキング(金額ベース)で4位。日本がM&Aブームに沸いた昨年は12位。過去20年間の最高順位は、2020年と10年の8位だった。

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.