(ブルームバーグ):米・イランの停戦が維持されるとの期待から8日の株式相場は急上昇し、世界の富豪上位500人の総資産は2650億ドル(約42兆円)増加した。1日の増え方としては、 ブルームバーグ・ビリオネア指数の集計開始以来で2番目に大きい。
トランプ米大統領が昨年4月、中国を除く貿易相手国・地域への上乗せ関税を90日間停止すると発表した後、総資産は3040億ドル増えたが、約1年後の今回はそれに次ぐ数字となった。
8日の米株市場で、S&P500種株価指数は2.5%上昇した。危うい均衡の中で成立した米・イランの停戦が、原油価格抑制やホルムズ海峡経由のエネルギー輸送再開につながる可能性が好感された。
メタ・プラットフォームズ株の6.5%上昇に伴い、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が128億ドル増と、純資産を最も大きく増やした。フランスの高級ブランドグループ、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの創業者、ベルナール・アルノー会長兼CEO、グーグルの共同創業者ラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏の資産もそれぞれ80億ドル余り増加した。
しかし、この日の資産増加は年初来のビリオネア指数の下げを埋め合わせるには不十分だった。世界の富豪上位500人の総資産は今年に入り388億ドル減少し、11兆7000億ドルとなった。
原題:World’s Richest Notch Second-Biggest One-Day Gain on Iran Tumult(抜粋)
--取材協力:Jack Witzig.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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