(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は、イラン戦争が長期化した場合、ECBは複数回の利上げを余儀なくされる可能性があると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に語った。
WSJによれば、ウンシュ氏は「4月の会合には、どちらの方向にもオープンな姿勢で臨むつもりだ」と述べ、「この危機が比較的早期に終結すれば、仮に利上げを行っても、しばらくすればそれを元に戻せるだろう。だが、この危機が長引く場合、最初の利上げはおそらく一連の利上げの始まりに過ぎないだろう」との見方を示した。
また、「私として納得できる言い方をすれば、6月までに事態が収束しなければ利上げが必要になるだろう。ただし、4月利上げの可能性も排除したくない」と続けた。
同じくECB政策委員会のメンバー、ラデフ・ブルガリア中銀総裁はイラン戦争によってユーロ圏経済が受ける打撃は、ECBが先月示した最もあり得そうなシナリオ以上に深刻な可能性があると、ロイター通信に語った。
ラデフ氏は7日付のインタビューで、「基本シナリオは引き続きわれわれが示した通りだが、特にエネルギーショックと不確実性の高まりを踏まえると、より逆境シナリオとなる可能性が高まっている」と述べた。ECBはユーロ圏について、基本、逆境、深刻の3つのシナリオを示している。
原題:{ECB’s Wunsch Sees Series of Hikes If Iran War Lasts Long: WSJ}
{ECB May Be Facing More Adverse Scenario, Radev Tells Reuters}
(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.