(ブルームバーグ):
台湾の鴻海精密工業が発表した四半期決算は、29.7%の増収だった。中東で戦争が始まってからの数週間、人工知能(AI)関連の需要が持続していることが示唆された。
1-3月期の売上高は2兆1300億台湾ドル(約10兆6400億円)に増加した。アナリストの予想平均は2兆1400億台湾ドルだった。
中東での紛争激化が世界の海上輸送路やガス価格に圧力をかける中で、大量の電力を消費するデータセンターの建設が急増することへの懸念も広がっている。
ブルームバーグ・インテリジェンスのスティーブン・ツェン、レベッカ・ワン両氏はAIサーバーラックの出荷拡大が続いており、世界最大の電子機器メーカーである鴻海精密工業では、今年の売上高がさらに伸びる可能性が高いと予測。垂直統合の深さとグローバルな展開が、複雑化するサーバーと高まる現地生産需要において同社に優位性を持たせていると指摘した。

鴻海はAI半導体最大手、米エヌビディアのアクセラレーターを搭載したサーバーを組み立てることで、AIハードウエア分野の主要プレーヤーとしての地位を確立している。アルファベットとアマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフトは過剰な生産能力を警告し、AI技術の収益化に対する疑問が長引く中でも、約6500億ドル(約103兆7900億円)の設備投資を見込んでいる。
鴻海はまた、アップルの「iPhone」や「MacBook」の組み立てからも売り上げの大部分を得ており、最新の「iPhone 17」の好調な需要という追い風も吹いている。
原題:Nvidia Partner Hon Hai’s Sales Meet Estimates on Solid AI Demand(抜粋)
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