ミャンマーで軍に拘束されたアウン・サン・スー・チー氏が新たに禁錮7年の判決を受け、これまでの判決と合わせ刑期は33年となりました。

スー・チー氏の弁護団によりますとミャンマー軍の統制下にある特別法廷で30日、スー・チー氏は5つの汚職の罪であわせて禁錮7年の判決を受けました。

国家顧問だった時期に災害時に使用するヘリコプターの購入にからみ汚職があったなどとされていますが複数の罪で訴追されているスー・チー氏は今回のものを含めすべての罪状を否認しています。

スー・チー氏に関する裁判はこれですべて終了し、刑期はあわせて33年となります。

軍側には来年8月に予定されている総選挙を前にスー・チー氏の政治的影響力を排除したい思惑があるとみられます。