米貿易赤字は2月に拡大したが、拡大幅は市場予想を下回った。輸入と輸出がともに増加した。

輸出は4.2%増加。金や天然ガスの出荷がけん引した。輸入は4.3%拡大。コンピューターや半導体、自動車の輸入が増えた。財の輸入は約1年ぶりの高水準に増加した。

知的財産の使用料も増加し、サービス輸入を押し上げた。冬季五輪に関連する放映権による一時的な伸びを反映している可能性がある。

トランプ米大統領が強硬な関税政策を打ち出してから1年が経過したが、一貫性のない同政策運営を反映する形で米貿易収支は引き続き月次で大きく変動している。

連邦最高裁が多くの関税措置を無効としたことで、関税率は2025年4月以来の低水準にある。こうした中、企業が今年は輸入を拡大するのか、あるいは国内生産へのシフトを進めるのかが焦点となっている。判決を受け、ホワイトハウスは一部の輸入関税を別の措置に速やかに置き換えた。

人工知能(AI)の構築に向けた支出は外国製コンピューターチップやその他の設備への需要を押し上げているものの、輸入は月間ベースでの不安定な動きが続いている。

貿易赤字など発表された米経済指標について、ブルームバーグテレビジョンの報道(動画)

2月の貿易統計は、エコノミストが1-3月(第1四半期)国内総生産(GDP)予測を固める上での材料となる。今回の統計発表前時点で、アトランタ連銀のGDPナウ予測は、純輸出が第1四半期GDPを約0.25ポイント押し下げていると示唆していた。これは前四半期と同程度だ。

実質GDPの算出に用いられるインフレ調整後の財の貿易赤字は2月に835億ドルに小幅拡大した。

財の貿易赤字は対中国が131億ドルに拡大。対メキシコでも増加した。一方、カナダとの赤字は縮小し、新型コロナウイルス禍以来の低水準となった。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Trade Deficit Widened in February by Less Than Forecast (2)(抜粋)

(ブルームバーグテレビジョンの動画を追加して更新します)

--取材協力:Dominic Carey.

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