片山さつき金融相は24日午後、米アルファベットが最新AIを日本の3メガバンクに提供すると明らかにした。財務省内で同社幹部らと面会後、記者団の質問に答えた。

片山氏は、アルファベットの最新フロンティアAIについて「今日をもって3大金融機関に提供可能になった」と説明。同社は日本にデータセンターがあるためソースコードなども含めて海外に移転することがなく、顧客データを一時保管する条項も入っていないため、金融界にとって好ましいとの考えを示した。

最新のAIモデルは、セキュリティー上の脆弱性を発見する能力が極めて高いとされる。サイバー攻撃などに悪用されれば金融システムなどへの悪影響が懸念されるが、プログラムを修正する機能も備えており、有効に活用すればシステムの安定性確保が期待できる。

片山氏は同日、アルファベットの最高製品責任者(CPO)兼日本担当エグゼクティブスポンサーのヒロシ・ロックハイマー氏、グーグル日本法人代表の奥山真司氏、グーグル・クラウド・ジャパン代表の三上智子氏と面会した。

片山氏は2日、米アンソロピックが開発した「Mythos(ミュトス)」のアクセス権についても日本の金融機関に付与されたことを明らかにしていた。アンソロピックは「ミュトス5」などのアクセスを一時停止しているが、片山氏はベッセント米財務長官から近々アクセスが戻る見込みと伝えられたという。

メガバンクへの最新AIの提供を巡っては、アンソロピックや米オープンAIにアルファベットが加わることで、主要なAI開発の3社がそろうことになる。

先週、フランス・エビアンで開催された主要7カ国(G7)首脳会議では、G7各国が主要企業と連携し、社会にとって安全かつ有益なAIの活用を加速させることで一致した。

(片山氏の発言や背景を追加して更新します)

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