イタリア北部パルマ近郊の美術館に窃盗団が侵入し、ルノワールやセザンヌ、マチスの絵画3点が盗まれた。地元メディアが報じた。被害額は総額1000万ドル(約16億円)超に上る。

伊紙レプブリカによると、盗難は3月22日夜、マニャーニ・ロッカ財団の施設で発生した。盗まれたのは、ルノワールの「魚」、セザンヌの「サクランボのある静物」、マチスの「テラスのオダリスク」の3作品。

イタリアの軍警察カラビニエリの報道官はブルームバーグの取材に対し、捜査についてコメントを控えた。美術館側も営業時間外の問い合わせに応じなかった。

伊紙ソレ24オレによると、窃盗はわずか3分で実行された。

ルノワールは1841年生まれで、印象派の創始者の1人。ほぼ同時代のセザンヌと、約30年後に生まれたマチスはいずれもポスト印象派に分類される。

美術品の盗難はイタリアなどで昔から問題となっており、著名作品の価値上昇に伴い懸念が強まっている。フランスでは昨年10月、ルーブル美術館から約8800万ユーロ(約161億円)相当の宝飾品が盗まれた事件が発生。複数の容疑者が起訴された。同館の館長は監視体制の不備などへの批判を受け、今年2月に辞任した。

原題:Thieves in Italy Steal Masterworks by Renoir, Cézanne, Matisse(抜粋)

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