トランプ米大統領は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、イランで石油を奪取したい考えを示し、イラン産原油の輸出拠点カーグ島を掌握する可能性に言及した。

トランプ氏は29日、FTに対し「私の望みは石油を奪うことだ」と述べるとともに、米国が1月に南米ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束し、ベネズエラの石油産業を支配下に置く計画に関連する作戦に触れた。

「正直に言えば、イランの石油を奪うのが私の一番の望みだが、米国内の愚かな人々は『なぜそんなことをするのか』と言う。しかし彼らは愚かだ」とトランプ氏は語った。

ベネズエラと異なり、イランの石油を奪取するには主要輸出拠点でありイラン海軍基地も置かれているカーグ島への侵攻と占拠が必要となる。トランプ氏はカーグ島を掌握する場合、「しばらく駐留する必要があることも意味する」とFTに伝えた。

イランによるカーグ島の防衛状況について問われると、「防衛はないと思う。非常に簡単に奪取できる」との見方を示した。

米国とイスラエルは4週間にわたりイランへの攻撃を続けており、イランもイスラエルや米軍拠点、さらにアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンなど米国の湾岸同盟国の産業施設に報復攻撃を行っている。

イランのタスニム通信は、ガリバフ国会議長が29日、米軍の地上作戦の可能性について、「われわれの兵士が米兵の地上侵攻を待ち構えていることに気付いていない」と述べ、迎え撃つ用意があると表明したと報じた。

原題:Trump Says US Could ‘Take The Oil’ in Iran, Seize Export Hub: FT(抜粋)

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