4月第1週(3月30-4月3日)の債券市場は長期金利に引き続き上昇圧力がかかる見通しだ。イラン戦争長期化への懸念から原油価格の先高観が強く、インフレで実質価値が目減りする債券は売られやすい地合いが続きそうだ。

◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の六車治美チーフ債券ストラテジスト

  • 金利上昇の背景には「不確実性の高さ」がある。怖いのは停戦協議が決裂し紛争が拡大して、グローバルにエネルギーの流通が制約され、スタグフレーションに至る最悪のシナリオになることだ
  • 来週も中東情勢に振り回される展開となりそうだ。停戦に向けた進捗(しんちょく)があればリスク回避の巻き戻しで金利は低下し、まったく進展がなければ高止まりとなる可能性がある
  • 新発10年債利回り予想2.25-2.45%

◎りそなアセットマネジメントの藤原貴志チーフファンドマネジャー

  • 日銀が推計方法を見直した需給ギャップは需要超過に転換しており、価格転嫁がしやすくなっている現状を裏付けた
  • イラン戦争が早期に終結しても原油価格が元の水準に戻る可能性は低く、化学メーカーの値上げや農産物のコスト上昇を背景に価格転嫁圧力が続くだろう
  • 円安による輸入価格上昇を防ぐ通貨防衛の面からも日銀の利上げは必要で、4月にも利上げに踏み切る可能性がある
  • 新発10年債利回り予想レンジ2.3-2.45%

国債入札

日銀オペ

3月31日午後5時に4-6月分の予定を発表

主な材料

  • 30日:18、19日開催の日銀金融政策決定会合の主な意見
  • 31日:東京都区部CPI(3月)
  • 4月1日:日銀の企業短期経済観測調査(短観、3月調査)
  • 4月3日:米雇用統計 (3月)

(相場変動を受け、市場関係者のコメントや予想レンジを更新します)

--取材協力:日向貴彦、深瀬敦子.

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