(ブルームバーグ):フランスの酒造大手ペルノ・リカールは、ウイスキー「ジャックダニエル」の製造元である米ブラウン・フォーマンを買収する可能性を検討している。複数の関係者が明らかにした。アルコール類の需要低迷を背景に、メーカー各社が統合を模索している。
非公開情報であることを理由に匿名を条件に語った関係者によると、ペルノ・リカールはブラウン・フォーマンと統合の可能性について、初期的な協議を行った。
26日の米株式市場でブラウン・フォーマンのクラスB株は、一時21%上昇。取引時間中としては過去最大の上げとなった。一方のペルノ・リカールはパリ市場で5.7%下落した。

ブラウン・フォーマンはウイスキー以外にもジンやテキーラなど手広くブランドを展開しているが、米国ではプレミアム酒類の需要が低迷している。一方のペルノ・リカールはウオッカの「アブソルート」や、ラムの「ハバナ・クラブ」、アイリッシュウイスキーの「ジェムソン」を展開する欧州最大手。
消費者のアルコール離れや低価格帯へのシフトが進む中で、両社とも事業強化策を模索している。協議は継続中であり、合意に至るかどうかは不透明だと関係者は述べた。
ペルノ・リカールの広報担当者にコメントを求めたが、現時点で返答はない。ブラウン・フォーマンの担当者もコメントを控えている。
原題:Pernod Said to Eye Deal for Jack Daniel’s Maker Brown-Forman (2)(抜粋)
--取材協力:Angelina Rascouet、Dinesh Nair、Redd Brown.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.