(ブルームバーグ):フランスの酒造大手ペルノ・リカールと、ウイスキー「ジャックダニエル」の製造元である米ブラウン・フォーマンは酒類業界の低迷を受けた再編の一環として、合併に向けた協議を進めている。
両社はそれぞれの声明で、統合に向けた協議を行っていると明らかにし、ブルームバーグ・ニュースの先行報道を確認した。
ペルノは声明で「合意に至り通常の承認手続きが得られた場合、提携は両社の人材と専門性を結集し、双方の株主に価値をもたらす対等合併に相当するものとなる」と説明。ブラウン・フォーマンも同様の表現を用いた。
ペルノはまた、合意に至るか協議が打ち切られるまで、これ以上の情報開示を行う意向はないとした。
26日の米株式市場でブラウン・フォーマンのクラスB株は、一時21%上昇。取引時間中としては過去最大の上げとなった。終値は9.6%高の25.74ドルで、時価総額は約118億ドル(約1兆8900億円)となった。一方のペルノはパリ市場で5.7%安で取引を終え、時価総額は151億ユーロ(約2兆7800億円)となった。

ブラウン・フォーマンはウイスキー以外にもジンやテキーラなど手広くブランドを展開しているが、米国ではプレミアム酒類の需要が低迷している。一方のペルノ・リカールはウオッカの「アブソルート」や、ラムの「ハバナ・クラブ」、アイリッシュウイスキーの「ジェムソン」を展開する欧州最大級の酒造会社の一つ。
消費者のアルコール離れや低価格帯へのシフトが進む中で、両社とも事業強化策を模索している。協議は継続中であり、合意に至るかどうかは不透明だと関係者は述べた。
原題:Pernod and Jack Daniel’s Maker Brown-Forman Confirm Merger Talks、Pernod Said to Eye Deal for Jack Daniel’s Maker Brown-Forman (2)(抜粋)
(会社側の声明を追加して更新します)
--取材協力:Angelina Rascouet、Dinesh Nair、Redd Brown.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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