(ブルームバーグ):ウォール街では昨年のボーナス平均支給額が過去最高に達した。増益・増収を背景に、業界全体での支給総額は492億ドル(約7兆8600億円)に増加した。
ニューヨーク州のディナポリ会計監査官が26日に公表した推計によると、平均年間ボーナスは6%増の24万6900ドルとなった。
支給総額はブラックマンデーと呼ばれる世界的な暴落が起きた1987年以来の水準に達した。トランプ政権下での規制緩和に支えられた合併・買収(M&A)の回復を反映した。ディナポリ会計監査官はトレーディングや引受業務の好調も指摘した。金融業界のボーナスが過去最高を更新したのは、これで2年連続となった。

「国内外の混乱が続く中でも、ウォール街は昨年の大半において好成績を上げた」とディナポリ氏は発表資料で説明した。「ただし雇用の伸びは鈍化しており、地政学的な紛争は金融セクターの短・長期の見通し、さらには経済全体に重大なリスクをもたらしている」と続けた。
M&Aの増加に加え、昨年のトレーディング収入が過去最高の1340億ドルに達したことなどを追い風に、銀行業界は明るい見通しで今年を迎えた。経営陣は勢いが続くと見込んでいたが、イラン戦争や地政学的緊張が米市場を揺るがし、インフレを招くなど、見通しは一段と不透明になっている。
原題:Wall Street Bonus Pool Jumps to a Record $49.2 Billion for 2025(抜粋)
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