台湾の蔡英文総統は18歳以上の男性に義務付けられている兵役について、現在の4か月から1年に延長する方針を発表しました。

台湾 蔡英文総統
「自衛能力を強化してこそ、国家の安全と利益を守り、国際的な支持を集めることができます」

台湾では現在、18歳以上の男性に4か月間の兵役が義務付けられていますが、蔡英文総統はきのう、「即戦力にはなれない」と指摘。2024年から兵役の期間を1年に延長する方針を明らかにしました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や強まる中国の軍事的圧力などに触れ、「台湾の安全保障について、責任を回避できない」と理解を求めています。

台湾メディアによると、早ければ年内にも議会にあたる立法会での審議を経て、正式に決まるということです。