イタリアの高級ブランド、ドルチェ&ガッバーナが金融機関との新たな協議に入ったことが事情に詳しい関係者の話で分かった。世界的な高級品需要低迷で同社の収益と債務条件に圧力がかかっている。

関係者によると、同社は財務アドバイザーのロスチャイルドと協力している。銀行借り入れは約4億5000万ユーロ(約830億円)で、昨年の借り換えでは同社の独立維持を目的とした事業拡張計画の資金として新たに1億5000万ユーロを調達した。最新の年次報告書によると、当時は債務要件の適用免除も得ていた。

関係者によれば、金融機関は同社債務のコベナンツ(財務制限条項)に一定の柔軟性を持たせる選択肢の検討を開始した。協議は初期段階にあり、詳細はまだ合意されていないという。関係者は公に発言する権限がないとして匿名を条件に語った。

地中海風のデザインで知られる同社は、高級品市場の減速傾向に加え、イラン戦争を巡る不確実性も業績の重しとなっていると関係者は付け加えた。

ドルチェ&ガッバーナとロスチャイルドの担当者はいずれもコメントを控えた。

ファッションブランドで金融機関との協議に踏み切っているのはドルチェ&ガッバーナに限らない。提出資料によると、「ヴァレンティノ」のオーナーであるケリングとメイフーラは昨年、債務契約条件違反を受け、銀行との合意の一環として1億ユーロの資本注入に同意した。

原題:Dolce & Gabbana Gears Up for Lender Talks as Debt Pressure Rises(抜粋)

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