マイラン米連邦準備制度理事会(FRB)理事は25日、先週公表された最新の四半期経済予測で、年末時点の自身の政策金利見通しを昨年12月時点の予想から0.5ポイント引き上げたことを明らかにした。経済データでのインフレ鈍化の進展の遅れが理由だとした。

マイラン氏はニューヨークで開かれたイベントで、イランでの戦争やそれに伴う原油相場高騰ではなく、「インフレデータが理由で、自分の政策金利見通しを0.5ポイント引き上げた」とし、「これにより私の見通しはほぼ中立となる」と語った。

金融政策によって景気を加速させる必要はないが、「経済の足を引っ張る必要もない」とマイランFRB理事

連邦公開市場委員会(FOMC)は17、18両日の会合で政策金利の据え置きを決めたが、マイラン氏は0.25ポイントの利下げを主張して反対票を投じた。イランでの戦争が米経済に及ぼす影響を巡り、金融当局は不確実性の高まりを認識するとともに、パウエルFRB議長はインフレ抑制でさらなる進展が必要だと指摘した。

マイラン氏は25日のイベントで、政策金利を景気の加速にも抑制にもつながらない中立水準にするには、年内に計1ポイントの利下げを実施するのが引き続き適切だとの見解も示した。

具体的には、「金融政策によってアクセルを強く踏み込み、景気を加速させる必要はないと思う」と述べる一方、「経済の足を引っ張る必要もない。現状では金融政策はやや抑制的で、経済の重しとなっている」と話した。

トランプ大統領の指名を受けて昨年9月にFRB理事に就任したマイラン氏は、一段と大幅な利下げを主張するなどして、今月までの5会合連続で反対票を投じている。

原題:Fed’s Miran Says He Raised Rate Projection Due to Inflation Data(抜粋)

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