(ブルームバーグ):中国の李強首相は22日、中国の大幅な貿易黒字に対する貿易相手国の懸念に対応する姿勢を示した。米国と脆弱(ぜいじゃく)な休戦状態にある中で、この問題でより多くの国との関係を損なう恐れがあるとの中国の警戒感が浮き彫りになった。
李首相は北京で開催された中国発展フォーラム(CDF)での基調講演で、「われわれは貿易相手国の懸念を重く受け止めており、健全で均衡の取れた貿易発展を促進するため、各方面と協力する用意がある」と述べた。
また、「サービス分野の市場開放をさらに拡大し、医療・ヘルスケア製品やデジタル技術、低炭素サービスの輸入を増やすことで、外国企業により多くのビジネス機会を提供する」と語った。
中国の貿易黒字は昨年、1兆2000億ドル(約191兆円)と過去最高を記録し、今年1-2月の輸出も急増した。こうした状況を受け、多くの国が自国産業の将来に対し不安を募らせている。
米国と中国は2025年に大規模な貿易戦争状態となったが、10月にトランプ氏と中国の習近平国家主席が1年間の休戦で合意した。
中国当局は、通商摩擦の高まりに対応するため、太陽電池やバッテリーなど数百品目を対象に輸出税還付を縮小するなど、複数の措置を講じている。
中国は製造業に強みがある一方で、内需の弱さが経済の重荷となっている。太陽光関連などの産業は過剰生産能力や激しい価格競争にも直面している。
李首相は講演で、「内巻」の過当競争を抑え込むことに進展があったと述べた。
原題:China’s Premier Vows to Back Balanced Trade as Exports Surge (1)(抜粋)
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