米プロバスケットボールのNBAは、新チーム追加に向け、2件の新規フランチャイズ権の販売を検討するにあたり、投資銀行との予備的な協議を開始した。販売額は、数十億ドル規模となる可能性が高い。事情に詳しい関係者が明らかにした。

匿名を条件に語った関係者によると、PJTパートナーズが拡張計画について、数カ月にわたりNBAに助言してきた。PJTパートナーズ、NBAの広報はコメントを控えた。

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

NBAは来週、計画の進行可否を決める投票を行う。権利の販売プロセスを担う金融機関の選定に向けた協議が、すでに行われている。

拡張の議論は2020年にさかのぼる。アダム・シルバーNBAコミッショナーは当時、「いずれリーグが拡張するのは、ある意味で必然的な流れだと、これまでも述べてきた」と語っていた。

その後、シルバー氏は、拡張の手順として、労働組合との新たな労使協定の締結や、新たなメディア契約の合意が必要だとしていた。新たな労使協定は2023年に締結され、NBAは2024年、760億ドル(約12兆円)規模のメディア契約にも合意した。

NBAは昨年7月に拡張の分析を開始したが、シルバー氏は「まだ多くの分析が必要であり、いずれの方向にも何も決まっていない」と述べ、既定路線ではないとも強調していた。

業界関係者は以前、新チーム追加には約40億ー50億ドルかかる可能性があるとみていた。だが、ボストン・セルティックスが61億ドルで売却、ロサンゼルス・レイカーズが100億ドルの評価で買収されたことを踏まえ、現在では最大90億ドルに達するとの見方もある。

NBAは、拡張先としてシアトルとラスベガスに注目している。

オルタナティブ資産運用会社TPGキャピタル創業者の故デビッド・ボンダーマン氏の娘サマンサ・ホロウェイ氏は、シアトルのNBAチーム復帰に長年関心を示している。

ラスベガスでは、ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)のベガス・ゴールデンナイツを所有するビル・フォーリー氏が、自身のグループが有力な入札に必要な資金力を備えていると発言している。

原題:NBA Begins Talks With Investment Banks About Adding New Teams(抜粋)

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