台湾国防部はけさまでの24時間に中国軍の戦闘機など70機以上が台湾周辺で活動しているのを確認したと発表しました。

台湾国防部によりますと、現地きょう午前6時までの24時間に、中国軍の戦闘機などのべ71機と船舶7隻が台湾周辺で確認され、うち47機が事実上の停戦ラインである台湾海峡の「中間線」を越えたことが確認されました。台湾国防部の統計によると、これまでで最大の数とみられます。

一方、中国軍はきょう、台湾周辺できのう行ったとする軍事演習の映像を公開。アメリカのバイデン政権が23日、台湾への大規模な軍事支援を盛り込んだ予算を成立させるなど、支援拡大の姿勢を鮮明にしたことへの対抗措置とみられていて、中国軍で台湾を担当する東部戦区は「アメリカと台湾の挑発行為に対する毅然とした対応だ」と主張しています。