ホルムズ海峡に”海の地雷”?「10万トンタンカーも沈められる」

イギリス海事当局は、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃が始まって以来、ペルシャ湾とホルムズ海峡周辺での船舶への攻撃が16件に上ったと明らかにしました。

さらに新たな問題も…

「イランがホルムズ海峡に機雷の敷設を始めた」(※CNN テレビ10日・米情報機関の話として)

”海の地雷”ともいわれる機雷は、どのくらいの脅威になるのか。

海底の重りに繋がれた状態で浮遊する「係維機雷」。そして、海底で音響や水圧を感知して爆破し、特に破壊力が大きいとされる「沈底機雷」などがあります。

その威力について、ペルシャ湾で機雷の国際掃海訓練の指揮官を務めた河上氏は。

元海上自衛隊 海将補 河上康博氏 
「沈底機雷は自分が爆発する以外に、バブルという大きな気泡ができる。それが押し上げの力でドーンと衝撃を与える。”ジェット気流”として衝撃を与えるので、10万トンタンカーも沈めることができるし、日本のイージス艦も沈めることができます。」

「(Q.一般の商船は対策しようがない?)対策しようがないと思います」

民間の船は機雷を捜索できないため、その存在は大きな脅威に。さらに、専門の部隊でも処分作業は命がけになります。

元海上自衛隊 海将補 河上康博氏
「(Q.機雷を処理するのは大変?)いろんな方法があるが、いつ爆発するかわからない機雷にあえて近づいて処分する。大きなリスクを冒しながら処分することになる」

1991年に自衛隊が参加した作業では…

記者
「日本から1万3000キロ、ペルシャ湾の奥深く、クウェートの沖合で自衛隊の掃海作業が行われています」

隊員は海中を泳いで、機雷を確認。

イラクによるクウェート侵攻の際にも機雷は敷設され、その数は約1200個にのぼったということです。また、機雷は長い年月が経っても海に残る可能性があります。

2023年の福岡県・北九州市の沖合で処理された機雷は、太平洋戦争中に米軍が投下したものとみられています。