ニューヨーク原油相場は上昇後、大きく浮動している。国際エネルギー機関(IEA)は過去最大規模となる石油備蓄の緊急放出を承認したが、これが中東からの供給混乱拡大の影響を和らげるかどうかを見極めたいとのムードが強い。

IEAは加盟国が協調して4億バレルを放出すると発表した。これはロシアのウクライナ侵略に対応した放出の規模を上回る。英国は1350万バレルを出す見通し。原油先物はIEAによる発表後に一時下落し、その後再びプラス圏で推移している。

トランプ米大統領はニュースサイトのアクシオスとのインタビューで、「標的が実質的に何も残っていない」ため、対イラン戦争は「近く」終結すると述べた。ただ、イスラエルと米国の当局者はアクシオスに対し、両国が少なくともあと2週間は攻撃を行う準備をしていると述べたという。

UBSグループの商品アナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「市場はホルムズ海峡の事実上の封鎖で供給が減少していることにあらためて注目し、通航が依然として安全でないことに意識を向けている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は、ニューヨーク時間午後0時44分現在、前日比3.81ドル(4.6%)高の1バレル=87.26ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は5%高の92.22ドルで推移している。

原題:Oil Rises as Traders Weigh War Impact and Reserves Release Plan(抜粋)

--取材協力:Charlie Zhu、Sarah Chen、Charles Gorrivan、Will Kubzansky.

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