津波におそわれてから、わずか1時間後に営業を再開した岩手県のスーパーがあります。なぜそこまでして営業を続けたのか。街のくらしを支え、街の人たちに支えられた「15年」を取材しました。
東日本大震災 1時間後に営業再開したスーパー
岩手県大船渡市にある「スーパーマイヤ大船渡店」。採れたての海の幸を使った商品がそろいます。

客(20代)
「品揃えもいいので来やすい」
オープンは1961年。2011年は創業50年の節目の年でした。
東日本大震災が発生したとき、津波は瞬く間に店舗の3階部分まで飲み込みました。屋上に避難した、お客さん、住民、そして従業員59人は全員無事でした。

その1時間後の午後4時、駐車場に商品が並べられました。津波の被害を免れた店舗で営業再開に踏み切ったのです。

スーパーマイヤ 米谷春夫社長
「私どもが早く復活して、営業をやらないといけないという想いが一番強かった」
「スーパーはお客さんの命を預かっている」そう話すのは、社長の米谷春夫さんです。

スーパーマイヤ 米谷春夫社長
「おそらく天災もあるだろう、“戸板1枚でもワゴン1台でもとにかく続けるんだ”というコンセンサスは(従業員間で)取れていた」
当時利用した客
「雪の降る中みんなで行列して、とても親切にしてくれて助かりました」
お客さんからかけられた「ありがとう」というシンプルな言葉に、地域を支える使命を感じたといいます。

スーパーマイヤ 米谷春夫社長
「改めてスーパーマーケットが、地域にとってのライフラインと再認識されたと思います」