新型コロナの感染の急拡大で医薬品の不足が起きている中国では、値段のつり上げや薬が盗まれる事態が相次いでいます。

薬局を訪れた客どうしが薬を奪い合っています。医薬品の不足によるトラブルが中国各地で相次いでいます。

南部・広東省珠海市で撮影されたとされる映像では、製薬会社の工場に解熱剤を買い求める人たちの行列ができていました。荷物が医薬品だとわかると盗難被害に遭う事態も起きていて、知人に薬を送ってもらう際に盗まれないよう、お茶の箱の中にしのばせた、とする動画まであります。

一方、便乗商法も出ていて、国営メディアによりますと、日本円で1本およそ1300円の解熱鎮痛薬を46倍のおよそ6万円の高値で売りさばいていた疑いで男2人が逮捕されたということです。