人工知能(AI)音声生成アプリを手がけるスタートアップのElevenLabs(イレブンラボ)は、2-3年以内に新規株式公開(IPO)の準備が整うよう計画を進めている。マティ・スタニシェフスキ最高経営責任者(CEO)が明らかにした。欧州発のAI企業としてIPO準備を進める先駆けの1社となる可能性がある。

同社はAIを活用して多様で自然な音声を生成する技術を手掛ける。最近では、セコイア・キャピタルやアンドリーセン・ホロウィッツ、アイコニック・キャピタルなど世界有数の投資家が主導する資金調達ラウンドで5億ドル(約790億円)を確保。企業価値は110億ドルと評価された。

ポーランド出身のスタニシェフスキ氏は同国で開催された会議での放送インタビューで、ワルシャワ証券取引所でのIPOを含む重複上場を検討中だと述べた。他の上場先候補については言及しなかった。

「次のイノベーションの波を実現し、何かを創造して還元したい。従ってワルシャワでの重複上場を考えている」と同氏は語った。

事情に詳しい関係者によると、ニューヨークとロンドンの取引所も上場先として検討されているという。協議内容が非公開であることを理由に匿名で語った。

スタニシェフスキ氏は1月、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、同社の年間経常収益が3億3000万ドルを突破したと語っていた。また、ドイツテレコムのほか、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、レボリュート、ウクライナ政府とも提携を結んだとリンクトインで明らかにした。

2022年に設立されたElevenLabsは現在ニューヨークに本社を置くが、発祥地はポーランドで、首都ワルシャワにもオフィスを構える。

原題:Startup ElevenLabs Aims to Be IPO-Ready Within Three Years (1)(抜粋)

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