ソフトバンクグループの信用リスクを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)が急拡大し、株価は下落している。同社が参画する人工知能(AI)インフラ構築プロジェクト「スターゲート」の主要パートナーの米オラクルと米OpenAIがデータセンターの拡張計画を取りやめ、市場の警戒感が強まった。

トレーダーへの取材によると、ソフトバンクGの5年物CDSのミッドスプレッド(ビッドとオファーの中間値)は9日午前9時30分時点で約380ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、先週末時点の約347bpから拡大した。株価は一時前営業日比12%安となり、2025年8月以来の日中安値を付けた。

データセンター拡張計画の頓挫は、ソフトバンクGのAI投資戦略に対する市場の見方を一段と厳しくしている。OpenAIへの300億ドル(約4兆8000億円)の追加出資など巨額投資が続く中、投資資産の流動性や財務余力への影響を懸念する声が出ており、格付け動向への関心が高まっている。格下げとなれば、社債発行などの資金調達コストの上昇につながる可能性がある。

オラクルとOpenAIは、資金調達問題や需要見通しの変化により、交渉が長引き複雑化した結果、「スターゲート」の一環であるテキサス州のAI向けデータセンター拡張計画を取りやめた。S&Pグローバル・レーティングは3日、OpenAIへの追加投資を踏まえ、ソフトバンクGの格付け見通しを「ネガティブ」に変更した。

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.