(ブルームバーグ):トランプ米大統領は、米国とイスラエルの攻撃で死亡したイラン最高指導者ハメネイ師の後継候補について、モジュタバ・ハメネイ師は受け入れられないとの考えを示した。また、イランの次期指導者の選定には自らが関与すると強調した。
トランプ氏は5日、モジュタバ師を「軽量級」と評したうえで、父親の政策を継承して米国を「5年以内」に再びイランとの武力衝突に追い込むことになるとの見方を示した。さらに、「私は次期指導者の選定に関与しなければならない」と述べ、ベネズエラでの対応と同様に関与する考えを示した。
アクシオスとのインタビューでトランプ氏は、「ハメネイ師の息子は私にとって受け入れられない。われわれはイランに調和と平和をもたらす人物を望んでいる」と述べた。
今回の発言は、イラン指導部の将来に対する米国の異例の関与を示すとともに、トランプ政権が戦争の目的を巡って発してきたメッセージの不整合を一層際立たせるものだ。
トランプ大統領と側近らは、イランの核兵器や長距離ミサイルの取得能力を抑え込むことに加え、同国が地域で影響力を行使するのを阻止することを目指していると説明してきた。一方、体制転換を追求しているのかどうかについては、発言に食い違いがみられる。
イラン政府系メヘル通信は、次期最高指導者を選出する権限を持つ「専門家会議」が、後継者を「できるだけ速やかに」選出すべく取り組んでいると報じている。
モジュタバ師(56)は、1980年代のイラン・イラク戦争で短期間従軍した後、聖職者になった。第1次トランプ政権下で父親とともに米国の制裁対象となっている。
原題:Trump Sees Khamenei’s Son as Unacceptable for Iran, Axios Says(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.