(ブルームバーグ):ヘグセス米国防長官は4日、米国とイスラエルがイランで制空権を完全に確保するのは目前だと述べた。イランの防空体制が破壊される中、さらに内陸部への攻撃を強化する計画を明らかにした。
ヘグセス氏は記者会見で「イランの能力は時間単位で失われつつある」と発言。「米国の力は一段と強力かつ洗練され、圧倒的なものとなっており、この日だけでさらに多くの爆撃機や戦闘機が到着している」と語った。
「作戦開始からまだ4日しかたっていないが、成果は驚異的だ。まさに歴史的なものだ」と強調した。
ヘグセス氏は会見で、ケイン統合参謀本部議長とともに米国の戦略を説明した。最初の数日間は、巡航ミサイルや長距離爆撃でイランの防空網を排除することに軸足を置いていた。今後はGPS誘導爆弾などを用いて、内陸部の標的へと重点を移す。ケイン氏によれば、戦闘機による精密空爆も活用する。
「今は『任務完了』の状況ではない。現実を直視する段階に過ぎない」とヘグセス氏は指摘。2003年に当時のブッシュ大統領(息子)が「Mission Accomplished(任務完了)」と書かれた横断幕の前で演説し、イラクでの主要な戦闘が終結したと示唆した場面に言及した。
ヘグセス、ケイン両氏が示した詳細は、米軍作戦の規模の大きさを浮き彫りにした。ケイン氏によると、米国とイスラエルの作戦はこれまでに2000の目標を攻撃し、イラン海軍の艦艇20隻を撃沈した。ヘグセス氏は、米海軍の潜水艦がインド洋でイラン海軍の艦艇1隻を魚雷で撃沈したと明らかにし、米攻撃型潜水艦が敵の艦艇を撃沈するのは1945年以来だと述べた。
ケイン氏は、米国がイランの攻撃を迎撃するための迎撃ミサイルを使い果たすのではないかとの懸念に対し、「攻撃と防御の両面において、現在の任務に十分な精密誘導弾を確保している」と強調。
さらに、イランからの攻撃は減少しているとの認識を示し、ドローン攻撃は73%減少し、弾道ミサイルの発射は86%減少したと説明した。
原題:Hegseth Boasts of ‘Historic’ Campaign Against Iranian Military(抜粋)
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