(ブルームバーグ):2日の日本株相場は反落する見通し。米国とイスラエルがイランに軍事攻撃を実施し、最高指導者ハメネイ師を殺害したことで、中東情勢の不安定化や原油や液化天然ガス(LNG)の供給混乱の不安が高まり、投資家のリスク回避姿勢が強まりそうだ。
原油高による景気減速への懸念から、半導体や機械、自動車など景気敏感株が売られる公算が大きい。また、英住宅金融会社マーケット・フィナンシャル・ソリューションズ(MFS)が破綻したことで、プライベートクレジット市場の健全性に対する懸念も広がり、金融株の上値を抑える。
東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
- 米国のクレジットスプレッドが悪化するなど、米景気の悪化を織り込む動きが見られる中、原油高が加われば信用不安がさらに拡大するリスクがある
- 日米株が急落した場合、回復まで長引くのではないか
- 日本株は幸い国内景気が悪くなく、米国株をアウトパフォームするだろう
- 原油が高騰した場合、医薬品や食品などのディフェンシブが選好され、ハイテク株などは売られやすい
- バークシャー・ハサウェイが日本株投資について長期的な投資と繰り返したことは商社株にポジティブ。ただ、原油高によるインフレで米可処分所得が減り景気が悪化するというストーリーになると、原油高は商社株の買い要因ではあまりない
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジスト
- 日本株は大きく下げて始まるだろう
- ホルムズ海峡の動向やイランの原油輸出の動向次第で株価の下落幅は大きくなる
- 日本株は割高な状況にあり、原油価格による株価の下落リスクは高い
- 日中もイラン情勢に関するニュースが出てくるとみられ、市場も乱高下しやすい
- 東京の株式市場参加者が中東情勢を把握しきれない場合もあり、欧米市場の反応を見て再度、翌日に市況変動があるかもしれない
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