(ブルームバーグ):2日朝の東京外国為替市場の円相場は対ドルで156円台前半と前週末比でやや下落。中東情勢の悪化を受けた「質への逃避」でドルが急騰している。リスク回避で円も買われやすく、早朝時点でドル・円は小幅な動きにとどまっている。
SBI FXトレードの上田真理人取締役は「典型的なリスク回避のドル買い、円買いの動き」だと指摘した。その上で、「不確実性が高まり、日本銀行の早期利上げに政府からプレッシャーがかかり、円は徐々に売られるのではないか」と言い、きょうは「氷見野良三副総裁の講演・会見が注目される」と話した。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは2日付のリポートで、イラン攻撃を受けた円買いで「目先はクロス円の調整圧力が強まる可能性が高く、日本を含む株価反応が焦点となる」と指摘。半面、原油高止まりシナリオとなれば、円は安全通貨として動きにくくなる可能性もあるとの見方も示した。
債券
債券相場は上昇が予想される。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けたリスク回避の動きで安全資産の債券に買いが先行する。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストはリポートで、相場はリスクオフと原油高などによるインフレ懸念とで方向性が対立するが、前者優勢で続伸すると予想した。
先物夜間取引で中心限月3月物は2月27日の日中取引終値比19銭高の132円99銭で終えた。27日の米10年国債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い3.94%程度で引けた。
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