米国債相場は、月間ベースで1年ぶりの好調なパフォーマンスとなりそうだ。世界的なリスクの高まりを背景に需要が再燃しており、混乱時に米国債がなお筆頭の安全資産とみなされていることを示している。

2月は他市場で警戒シグナルが相次いだ。人工知能(AI)の破壊的かつディスインフレ的な影響を示す動きや、地政学的緊張の高まり、プライベートクレジットに潜むリスクへの懸念などだ。

米10年債利回りは27日に、一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して3.97%を付けた。4%割れは昨年11月以来となる。ブルームバーグの米国債指数は月間で1.5%のリターンを記録。長期債の指数は4%上昇した。

こうした買いの動きは、30兆ドル規模の米国債市場が、少なくとも現時点では、安全資産として依然優位にあることを示している。トランプ政権2期目の不安定な政策を背景に、安全逃避先としての魅力に疑問も出ているが、その地位は揺らいでいない。

マールボロ・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジェームズ・エイシー氏は「米国債は間違いなく、有力な逃避先であり続ける」と指摘。「市場規模があまりに大きく、流動性が高く、支配的な存在だ。従って、質への逃避先として完全に、あるいは容易に見放されることはない」と述べた。

 

原題:Best Month in a Year for Bonds Sends 10-Year Yield Below 4% (2)(抜粋)

--取材協力:Cormac Mullen、Edward Bolingbroke、Anya Andrianova、Elizabeth Stanton.

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