(ブルームバーグ):ドイツの物件を投資対象とする不動産ファンド数本が、相次いで解約を停止している。解約請求が急増し、関連業界で動揺が広がっている状況が浮き彫りになった。
運用総資産が約10億ユーロ(約1840億円)規模に上るファンド、「フォークス・ヴォーネン・ドイチュラント」は26日、解約請求に応じることができないとし、解約を停止する必要があると発表した。
1月には「ヴェルトグルント・ヴォーンゼレクトD」ファンド(運用資産4億ユーロ)が同様の措置を講じた。昨年12月には「グリーンマン・オープン」ファンドが解約停止を決めた。
不動産ファンド業界はかつて、ドイツ不動産市場の活況に支えられていたが、急速な金利上昇を背景に数年前から市況が悪化したことを受け、長期の低迷に陥っている。
不動産価格の下落は、同国の職域年金基金など他の多くの投資家にも打撃を与えている。
ドイツのオープンエンド型不動産ファンドでは解約が加速しており、ドイツ連邦銀行の最新データによれば、昨年は76億ユーロの純流出。約20年ぶりに資金流出が流入を上回った2024年をさらに上回る規模となった。

原題:Germany-Focused Property Funds Shut Gates as Outflows Surge (1)(抜粋)
--取材協力:Leonard Kehnscherper.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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