(ブルームバーグ):金融不正疑惑のなか破綻した英住宅金融会社マーケット・フィナンシャル・ソリューションズ(MFS)の一部債権者は、自らの融資の裏付けとなった担保に9億3000万ポンド(約2000億円)の不足がある可能性を指摘した。MFSへの融資には、バークレイズなど複数の大手金融機関も関わっていた。
MFSは今週、複数の融資に同一の資産を担保として設定していたとして、英金融会社ジルコン・ブリッジング、アンバー・ブリッジングの2社から訴えられ、法的整理に追い込まれた。ブルームバーグが入手した2社の文書によると、この二重抵当により、12億ポンドの債務に対して80%を超える「説明のつかない不足」を生じさせた疑いがある。
MFSにはバークレイズのほか、アポロ・グローバル・マネジメントのストラクチャード・クレジット部門であるアトラス・パートナーズ、ジェフリーズ・フィナンシャル・グループ、TPGなどが融資しており、銀行と直接金融の両方に打撃を与えた最新の事例となった。
二重抵当の疑惑は、米自動車部品メーカーのファースト・ブランズ・グループや、サブプライム自動車ローン会社トライカラー・ホールディングスの破綻でも浮上していた。
MFSのオーナー兼最高経営責任者(CEO)であるパレシュ・ラジャ氏は、リンクトインを通じたコメントの要請に応じなかった。
原題:MFS Creditors Warn of £930 Million Shortfall From Double Pledges(抜粋)
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