財務・人事管理ソフトウエア大手の米ワークデイの株価が時間外取引で下落した。2-4月(第1四半期)のサブスクリプション収入の見通しが市場予想をわずかに下回り、人工知能(AI)時代における同社の競争力を巡る投資家の不安が再燃した。

24日の発表資料で、2-4月期のサブスクリプション収入は約23億4000万ドル(約3650億円)になるとの見通しを示した。ブルームバーグが集計したデータによると、アナリスト予想平均は23億5000万ドルだった。サブスクリプション収入はワークデイの総売上高の大部分を占める。

アプリケーションソフトウエア開発各社は、AIツールが事業モデルに対して混乱を及ぼすとの懸念に直面している。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、アヌラグ・ラナ氏は、ワークデイのサブスクリプション収入のわずかな伸び鈍化は、フォーチュン2000構成企業での人員増加の停滞が主因と指摘した。

同社株は24日、ニューヨーク市場の通常取引で130.23ドルで終了した後、時間外取引で約9%下落。年初来では約39%安。

今月、最高経営責任者(CEO)に復帰した共同創業者アニール・ブースリ氏はアナリスト向け電話会議で、自社製品の独自性はAI時代でも揺るがないと強調。「人事や基幹業務システム(ERP)がAIに置き換えられる、あるいは中心的な役割から外れるとの見方があるが、私はそうは思わない。われわれのアプリケーション領域は構築が非常に難しい」と語った。同氏は、ワークデイのAIへの移行を主導する。

2025年11-1月(第4四半期)のサブスクリプション収入は、前年同期比約16%増の23億6000万ドルとなった。一時項目を除く1株利益は2.47ドル。アナリスト予想平均はサブスクリプション収入が23億6000万ドル、調整後1株利益が2.32ドルだった。今後1年間に売上高として計上される予定の受注残高は88億3000万ドルで、予想平均とほぼ一致した。

ロブ・エンスリン最高商務責任者(CCO)は電話会議で、既存の巨大な顧客基盤を生かし、これらの顧客に販売する製品数の拡大に注力していると述べた。

原題:Workday Falls on Weak Outlook, Fueling Investors’ AI Concern (1)(抜粋)

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