ソフトウエア企業のさらなる苦境をオプショントレーダーは予想している。業界が直面する人工知能(AI)リスクに関するシトリニ・リサーチのリポート公表後、ソフトウエア銘柄は再び急落した。

ソフトウエア会社マカフィーやプルーフポイント向けレバレッジドローンの指数に連動する上場投資信託(ETF)について、トレーダーはプット(売り)オプションを買い急いでいる。ETFプットの建玉(未決済約定)は過去3週間で40万枚を上回り、2023年以降で最も多くなった。

ある投資家は23日、インベスコ・シニアローンETF(ティッカーBKLN)の4月限・権利行使価格20ドルのプットを3万枚購入した。 サスケハナ・インターナショナル・グループによれば、ソフトウエア関連のエクスポージャーが全体の約18%を占める同ETFは、3.5%下落(2025年4月以来の安値水準割れ)で損益分岐点に達する。

これに続き、7月半ばまでに同じ下落率に達した場合、イン・ザ・マネーとなる(権利行使で利益が得られる)プット5万枚が購入された。

時価総額約68億ドル(約1兆560億円)の同ETFは23日午後、約1%安の20.44ドルを付け、トランプ米政権の関税政策を巡る混乱が市場を揺るがした昨年4月10日以来の安値を記録した。ブルームバーグの集計データによれば、4週連続で累計約10億ドルが流出した。

23日の取引はプットポジション全体をさらに膨らませる可能性が高い。先週の一連の取引では、投資家がETF下落に備える一方、ソフトウエア株反発に賭ける投資から手を引く様子が確認された。

 

原題:Option Traders Pile Into Bets Against Software-Exposed Loan ETF(抜粋)

--取材協力:Bernard Goyder、Emily Graffeo.

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