米ドミノ・ピザの株価が23日、急反発した。手頃な価格のピザが消費者に受け入れられ、2025年10-12月(第4四半期)の既存店売上高は市場予想を上回る伸びとなった。

発表によると、店舗向けの販売量の増加や原材料価格の転嫁、さらにフランチャイズ運営者からの広告料やロイヤルティー収入の増加が利益を押し上げた。

第4四半期の米国内既存店売上高は前年同期比3.7%増加し、ブルームバーグが調査したアナリスト予想平均の3.3%増を上回った。外縁部分にチーズなどの具材を詰めた「スタッフト・クラスト」タイプのピザ提供を昨年3月に開始したことが、新規顧客の獲得と収益性向上につながったと、最高経営責任者(CEO)のラッセル・ワイナー氏が決算発表後の電話会見で述べた。

同CEOによれば、任意のトッピングを選んだピザを9.99ドルで販売する期間限定のキャンペーン「ベスト・ディール・エバー」を昨年8月から提供したことも寄与したという。

同社株は、一時前営業日比7.6%高となり、終値は同4.1%高の400.36ドルだった。

ドミノは、消費者支出の動向を巡る不透明感はあるが、26年の米国既存店売上高は約3%増加すると見込む。これは市場コンセンサス予想の2.8%増をやや上回り、同社の長期見通しと一致する水準だ。

ワイナーCEOは電話会見で、この成長が新メニューの投入、テイクアウト需要の拡大、サードパーティー配達サービスの拡充によってもたらされると述べた。米国の既存店売上高の伸びは、年後半よりも前半の方が強くなる見通しだ。

既存店売上高は、1桁台前半のメニュー価格引き上げによっても押し上げられると、最高財務責任者(CFO)サンディープ・レディ氏は電話会見で述べた。

「第4四半期のメニュー価格が横ばいだった後も、同社は規模の優位性を生かして競合より低価格を提示し、市場シェアを獲得できるはずだ」と、ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアアナリスト、マイケル・ヘイレン氏は決算後のリポートに記した。特に年前半には、食品宅配のドアダッシュの取引増加が既存店売上高を押し上げる見込みだという。

ピザハットの親会社ヤム・ブランズが米国内で約250店舗を閉鎖する計画であることから、ドミノが市場シェアを拡大する可能性もあると、レディCFOは付け加えた。

肥満症治療薬であるGLP-1受容体作動薬の経口型が米国で承認されたことについて、ワイナーCEOは影響を見守っているが、これまでのところ表れていないと説明した。

原題:Domino’s Rises as Cheap Pies, Stuffed Crust Drive Sales Beat (1)(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.