ウクライナのゼレンスキー大統領は「良い結果とともに帰路についている」と話し、自身のアメリカ訪問の成果を強調しました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ワシントンから戻っています。とても助けになる“良い結果”とともに」

ゼレンスキー大統領は、ウクライナに戻る途中に撮影した動画で自身のアメリカ訪問をめぐりこのように話し、財政的な支援やほかの合意も取り付けたとしています。

さらに、「軍が待ち望んでいた決定をバフムト含むドンバスと南部に持っていく」と話しました。

こうしたなか、ウクライナ東部ドネツク州の当局者は22日、ロシア側の砲撃により州内で1人が死亡したと明らかにしました。

至る所で民間インフラが被害を受けたとしているほか、クラマトルシクでは犠牲者はいなかったものの、学校や会社の敷地に着弾したとしています。

一方、タス通信によりますと、ドネツク郊外にありロシアの軍関係者が滞在するホテルにウクライナ軍による砲撃がありました。

現場にいたロシアの元副首相のロゴジン氏は、元特殊部隊将校が死亡したと明らかにしたほか、自らも榴散弾の破片で右腕と頸椎を負傷したとしています。

ウクライナでの戦況についてロシアのゲラシモフ参謀総長は…。

ロシア ゲラシモフ参謀総長
「ロシア軍は『ドネツク人民共和国』の領土の解放を完了させることに集中している」

「戦闘の最前線の状況は安定している」と話したほか、ロシア軍は「ウクライナにあるエネルギーインフラや交通インフラの主要施設への攻撃を続けている」としています。