(ブルームバーグ):欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は、トランプ米政権の関税措置に対する連邦最高裁の違憲判決に伴い、米国が新たに導入する関税政策について、チーズや一部農産物などEUからの輸出品に貿易協定で合意した上限を超える課税が行われると警告した。
欧州議会の国際貿易委員会のランゲ委員長によると、米EUの貿易問題を担当する欧州委は23日、欧州議会の議員らに対し、米国の新たな世界一律関税が、既存の関税に上乗せされると説明した。上乗せ分を含む一部輸出品の関税率は、米EUが貿易協定で合意した上限(15%)を上回る。
米最高裁が20日に違憲判決を示したことを受け、トランプ大統領は通商法122条に基づき、全世界の貿易相手国・地域に一律10%の関税を課す大統領布告に署名。翌21日には関税率を15%に引き上げると表明した。
欧州委の評価に詳しい関係者によれば、トランプ政権の新たな関税プログラムでは、バターやプラスチック、繊維製品、化学製品などが15%の上限を超える課税対象となる。世界一律関税は、通商法122条に基づき最長150日間の適用が認められる。
欧州委のオロフ・ギル報道官は、この評価に関するコメントを控えた。
原題:EU Warns That Trump’s New Tariff Policy Breaks Trade Agreement(抜粋)
(欧州委の評価を追加して更新します)
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