ロシアのプーチン大統領は、アメリカがウクライナへの供与を表明した地対空ミサイルについて「紛争を長引かせるだけ」と反発し、「我々はたやすく破壊するだろう」と主張しました。
ロシア プーチン大統領
「無駄なことだ。紛争を長引かせるだけだ」
プーチン大統領は22日、アメリカのバイデン大統領がゼレンスキー大統領との首脳会談でウクライナへの供与を表明した地対空ミサイル「パトリオット」について「かなり古いシステムだ」とし、「我々はそれをたやすく破壊するだろう」と話しました。
首脳会談を受け、ロシア大統領府報道官は「事実上、アメリカはロシアと間接的な戦争を続ける方針を示した」と発言。アメリカとまだ直接戦っていないとの認識を示したうえで、アメリカが自制し、現状を越える介入をしないよう牽制しました。
一方、ロシア国防省は22日、ショイグ国防相がウクライナでの軍事作戦に参加するロシア軍部隊を視察したと発表し、映像を公開しました。
物資供給や医療支援の状況などを確認したとしていて、前線の兵士らの士気を高める狙いがあるとみられます。

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