ウクライナでの戦闘に使われる砲弾が北朝鮮からロシアに輸出されたことが明らかになりました。
アメリカ国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は22日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル・グループ」の戦闘員がウクライナで使用するための砲弾が北朝鮮からロシアに運ばれたことを確認したと明らかにしました。
北朝鮮による武器の輸出を禁じた国連安保理決議に違反しているとして非難し、国連安保理でこの問題を提起する考えを示しています。
輸出された砲弾の量はウクライナの戦況を変えるほどではないとみていますが、今後、北朝鮮がさらに武器を提供する可能性を懸念しているとしています。
また、カービー調整官は「ワグネル・グループ」が手配して、ウクライナに派遣されたロシア側の戦闘員が5万人に上ることも明らかにしました。
東部ドネツク州の激戦地バフムトでは主要な戦闘員として活動しているものの、装備や訓練が不十分で大きな犠牲が出ており、ここ数週間だけでもおよそ1000人が死亡したとしています。

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