20日朝の東京外国為替市場の円相場は対ドルで155円付近と前日夕から横ばい圏で推移。米国の経済指標が強い内容となり、早期利下げ期待が後退してドルの支えになっている。債券相場は下落が予想される。

三井住友信託銀行ニューヨークグローバルマーケッツ部の山本威調査役は、ドル・円は米国の良好な雇用指標と利上げ観測、イラン情勢の不安定化を背景に急ピッチで上昇してきたと指摘。ただ、155円の節目に来て上値は重くなりやすいとし、財政への懸念が払しょくされない中、きょうは高市早苗首相の施政方針演説に注目だと述べた。

総務省は20日、1月の全国消費者物価指数(CPI)を発表する。先行指標となる1月の東京都区部コアCPIは市場予想を下回っており、全国CPIも伸び率が鈍化する見込み。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは20日付のリポートで、きょうは主要国の購買担当者指数(PMI)速報値や米国の個人消費支出(PCE)デフレーターなどの指標が予定されるが、「週末を控えたポジション調整主導の展開となりやすく、ドル・円は155円前後での膠着(こうちゃく)が予想される」とした。

債券

債券相場は下落が予想される。東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、債券相場の鍵となる超長期ゾーンが日柄的に下げるとみている。「夜間取引で先物が小幅高となったことや米長期金利の小幅低下が支えそうだが、最終的に下落するのではないか」と述べた。

先物夜間取引で中心限月3月物は19日の日中取引終値比3銭高の132円44銭で終えた。佐野氏の先物の予想レンジは132円30銭-132円58銭、新発10年債利回りは2.125-2.15%(19日は2.14%で終了)。19日の米10年国債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.07%程度で引けた。

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.