1月の米中古住宅販売成約指数は前月に続いて低下した。住宅ローン金利が低下し、物件価格が伸び悩んだものの、購入意欲は高まらなかった。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「アフォーダビリティー(手頃さ)環境の改善はまだ、購入活動を活発にするに至っていない」と発表資料で指摘した。

住宅業界は例年、春季に活況期を迎える。1月の数値が弱かったことは懸念すべき兆候と受け止められる。ブルームバーグが昨年末にまとめたアナリスト調査では、2026年の中古住宅販売は1.7%の微増から14%の急増が見込まれている。

しかし最近のデータからは明るい兆しは見えてこない。12月の成約指数は年初の数値をわずかに上回ったに過ぎず、1月の成約件数は8%余りも減少した。一方で住宅ローン金利はこの1年以上見られなかった水準に下げており、物件価格は最近ほとんど伸びていない。

借り入れコストの低下が買い手の購入意欲を高めるという前提に基づけば、ローン金利低下と依然タイトな住宅供給の組み合わせは、住宅価格が一気に上昇し始める原因になり得ると、ユン氏は警戒を促す。

「アフォーダビリティーへの圧力は強まるだろう。だからこそ住宅建設の増加によって、供給を拡大することが極めて重要だ」と同氏は述べた。

中古住宅の販売成約は、販売が正式に成立する1-2カ月前に交わされることが多いため、先行指標として注目されている。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Pending Home Sales Fall Again in January as Buyers Sit Tight(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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