米アルファベット傘下グーグルの人工知能(AI)研究部門、DeepMind(ディープマインド)のデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)は、AIは深刻なリスクを伴っており、その対処には緊急の対応と国際協力が必要だとの認識を示した。

ハサビス氏は、AI技術のリスクを大きく2つに分けた。1つは、有益な技術が悪意ある主体によって悪用されるリスク。もう1つは、AIシステムの自律性の高まりに内在するリスクだ。

同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「システムが自律性を高め、より独立していくにつれて、有用性が増し、エージェントのような存在になるだろう。その一方で、設計時には意図していなかったことを実行してしまう可能性があり、リスクも高まる」と述べた。

グーグル傘下ディープマインドのデミス・ハサビスCEO

ディープマインドの共同創業者であるハサビス氏は、現在の制度や機関が、今後のAIの発展を管理するのに十分に強固ではない可能性があると懸念を示した。AIは世界的に広がる技術だと指摘し、「デジタル技術である以上、恐らく世界中の人々に影響を及ぼし、国境を越えていくことになる」と語った。

インドで開催されているAIサミットに出席している同氏は、国際協調の重要性を強調した。AI技術の導入方法について「何らかの国際協力、あるいは少なくとも最低限の基準が必要だ」と述べた。

原題:DeepMind CEO Warns of AI Risks, Calls for Global Cooperation(抜粋)

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