(ブルームバーグ):アジア市場19日の取引で、韓国サムスン電子の株価が過去最高値を更新した。最新の人工知能(AI)向けメモリーチップについて、前の世代に比べ最大30%高い価格で交渉していると地元メディアが報じたことが材料視された。
同社株は連休明けとなった韓国市場で一時5.4%上昇した。3連休明けで市場が再開する中で買いが入った。朝鮮日報によると、サムスンは高帯域幅メモリー(HBM)の次世代品「HBM4」の価格を1個当たり約700ドルに設定することを検討している。サムスンは報道についてコメントを控えた。
AIを巡る事業の混乱に関する懸念が和らぎ、業界で前向きな動きが出ていることも追い風となっている。サムスンの顧客であるエヌビディアの株価も18日の米国株式市場で上昇。米メタ・プラットフォームズがエヌビディアのプロセッサーを今後数年間で「数百万個」導入することで合意したことを受けた。
サクソ・マーケッツのチーフ投資ストラテジスト、チャル・チャナナ氏は、サムスンのHBM4に関する今回の報道は業界の「価格決定力」を改めて浮き彫りにしていると指摘。「AIメモリー市場が依然として逼迫(ひっぱく)していること、そしてサムスンが高価格帯で一定の価格決定力を取り戻したと考えていることの表れだ」と述べた。
原題:Samsung Shares Surge to Record After Report on Higher Chip Price(抜粋)
--取材協力:Abhishek Vishnoi、Shinhye Kang、Seyoon Kim.
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