(ブルームバーグ):2028年の米大統領選への出馬を検討中と目されているカリフォルニア州のニューサム知事(民主)は、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議の14日のパネル討論会でトランプ大統領について発言し、自身が同地を訪れたのは「トランプ氏は一時的」な存在だと、欧州の同盟国に安心させるためだと語った。
ニューサム氏はトランプ氏について、「彼の在任は数十年ではなく数年単位で測られる」と述べ、11月の中間選挙で与党共和党が大きく議席を失い、関税措置を巡っては国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく権限に制限が課されるなど、法的な逆風にも直面するだろうとの見方を示した。
また、トランプ氏の政治スタイルは米国の恒久的な価値観を体現するものではないと指摘。米国が「不安定な」時期にある間は、カリフォルニア州のような州政府との安定した準国家レベルのパートナーシップを維持するよう各国首脳に呼び掛けた。
さらに、トランプ政権期の不確実性に対応する形で欧州は一層結束を強めてきたとの認識を示し、「それがドナルド・トランプ氏の唯一の貢献なのかもしれない」とニューサム氏は話した。
ニューサム氏は自身の発言を民主主義の規範を擁護するものと位置づけ、「法の支配」と「ドン(トランプ氏)の支配」を対比し、「imperial presidency(帝政的大統領制)」に警鐘を鳴らした。
知事はまた、ルビオ米国務長官が14日午前に同会議で行った演説にも言及した。ルビオ氏はその中で、欧州の運命は米国と切り離せないとする一方、欧州が西側の共有の価値観から逸脱しつつあると批判し、二面的なメッセージを発した。
ルビオ氏はその後、「同盟は変わらなければならない」とブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹とのインタビューで指摘。「欧州が下さなかった、あるいは下した判断について、われわれが緊急性を指摘し、あるいは批判的に聞こえるのは、われわれが気にかけているからだ」と説明した。
ニューサム氏はこうしたルビオ氏の発言について、「もし彼が国民主権や法の支配に言及しているのなら、私はその発言に賛同する」と述べた上で、「帝国主義や帝政的大統領制のことを指しているのであれば、必ずしもそうではない」と語った。
原題:Newsom Pleads With US Allies in Europe to See Trump as Temporary(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.