(ブルームバーグ):中国は11日、高市早苗首相の衆院選での大勝に祝意を示した台湾を厳しく非難した。日台双方との緊張関係が改めて浮き彫りになった格好だ。
中国国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は定例会見で、台湾の「こびを売り、へつらう態度は卑劣だ」と非難。台湾の頼清徳総統は「日本が台湾を植民地化していた時代に犯した凶悪犯罪を無視している」とし、台湾政権は「この機会を利用して親日的な誤った主張を広めている」と述べた。
これに先立ち、頼氏は9日、高市氏の勝利に祝意を表明。X(旧ツイッター)への投稿で「高市首相との協力を通じ、台湾と日本が共有する価値観と相互の利益、協力の精神の下で地域の課題に引き続き取り組み、インド太平洋地域の平和と繁栄を促進することを願っている」と記した。
中国は台湾を自国領土とみなし、武力行使を排除しない構えだ。一方、台湾側は拒否姿勢を鮮明にしており、防衛力の強化と共に日本などとの連携を急いでいる。
日中関係は、高市氏が中国による台湾侵攻は自衛隊が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になり得ると発言して以降、冷え込んでいる。中国側は発言撤回を迫り輸出規制や観光制限に踏み切ったが、高市氏は一貫して応じていない。
原題:China Slams Taiwan’s ‘Sycophantic’ Praise of Takaichi Landslide(抜粋)
--取材協力:Twinnie Siu.
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